ちぇり〜のUK Tour感想文 |
CHERRY'S VOICE | ||
UK Version |
Part 1 : Venue編 (写真はBritrailの利用駅) | ||
June 21, D2003 : Dudley - J.B.'s 会場自体が1つの建物で、2階はなし。近辺の状況はいまいち把握できなかったが、繁華街の中にはなかった。Websiteで写真を見てかなり大きいという印象だったが、確かに小さくはなかったし、今のD2でこの大きさは大丈夫なのか?と一瞬不安にもなった。(でも、結果的にはそこそこの人は入っていて、不安に思うことはなかったのだ!)もちろんUKでの5会場のうち、ここが一番大きく、ステージも高かった。東京の会場で言えば、大きさ的にはOn Air Eastかもう少し大きいくらい!? だが、もっとBar的な要素が強いという感じ。フロアは真ん中くらいから後が一段高くなっていて、ステージ側から見て左側真ん中よりちょっと後くらいにBarがあった。、ライティングもまぁまぁきれいで、イメージ的には日本で見るコンサートに近かったと思う。マーチャンダイズのブースは後方にあり、お〜、ついにReleaseされた"Rare Cuts"が〜!ここで初対面、12ポンド也。Official Siteで購入可能な他のCDも12ポンドで売られていた。"Cockroach"だけは2枚組なので高値。Tシャツは1種。 |
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June 22, D2003 : Wigan - Maximes 街の商店街(なのか!?)の一番はじっこにあった。日曜日だったので、周りの店がほとんど全部閉まっていて、とても静かだった・・・ 会場のClubは建物の2階にあり、全体の印象が「もともとはディスコだったのは?」という感じ。ステージが非常に低く(30センチくらい?)、最前列とステージの間に衝立が置かれていた。フロアは丸くて(確か一段低くなっていたような気がする。)、それを囲むように通路があり、通路に沿ってBarがあった。天井も低くて、なぜか床がベタベタしていた。フロアには何本か柱があって、その周りに上れるような台があったのだが、これはお立ち台だったのか?(笑)ライティングがRob側からだけだったので、Brunoまで光が届かず、MCの時でさえ暗闇の中。(ひどい!)Steveの顔にはシンバルの陰が・・・。MelodicRock.comのMessage Boardに、ここで見るという書き込みがかなりあったのだが、その人達の多くはBrunoの前に集まっていたよう。盛り上がってました〜♪マーチャンダイズのブースは、入口を入って階段を上がって、ドアを開けた所にあった。 そうそう、出演バンドもお客さんも出入口がいっしょだった! |
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June 23, D2003 : Bristol - Bierkeller 大きなShoppingエリアから一本奥の道といった所にあった。ここも、会場のClubは建物の2階にあり、Wigan/Maximesのイメージが「丸」だったとしたら、ここは「四角」かな。やはり天井が低く、ステージも低かった。(50センチくらい?)ステージ前以外のフロアは一段高くなっていて、Barの真正面にステージがあるのだが、そこまで距離が他に会場に比べてとても近かったような気がする。それはここが非常に狭かったということか?ライティングの色が単調で、Steveにはほとんど光が当たらず、前日のBrunoのように暗闇の中状態だった。(せっかくDanger DangerのTシャツを着てたのに。) この日は、お客さんとのやりとりがとても多くて、ステージ上でみんなよくしゃべる、よく飲む!非常に盛り上がったshowだった。そういう意味では、Londonよりもよかったかも。マーチャンダイズは、入口を入って階段を上がった所=フロアの後方に、テーブルを作って売られていた。 |
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June 24, D2003 : Sheffield - The Nelson Mandela Building at Sheffield Hallam University 大学はSheffield駅のまん前で、駅側から見えるように校舎(たぶん)に、"Welcome to Sheffield from Sheffield Hallam University Union Of Students"と書いてある。The NMBはその校舎の並びにあり、実際にコンサートなどに使っているスペースは"the WORKS"という名前がついているようだ。(2階だったかな。)中に入って一目で「あっ、Club Cittaに似てる〜!」と思った。正確には、こちらの方がもう少し横に広くて縦に短いような気がするが。ステージの高さとか広さとか全体の雰囲気がそう思わせたのかも。いわゆるBarらしきものは見あたらなくて、会場のすぐ後ろがカフェテリアのようになっていたので、そこでお酒類が売られていたのかも?よくわからないとは言え、こんな所がなんとなく大学内でやっているっぽくて、他の会場と違った感じがした。この日は何と言っても、ライティングがすばらしくきれいだった!時々スモークまで炊かれちゃって、こんなに凝ってていいのか?というくらい。(たぶん、ここではいつもこうなんだと思うが。)でも、お客さんが一番静かだったのも残念ながらここ。この日は、Sheffieldから車で2時間くらい(?)のWolverhampton(Dudleyの近く)でBon Joviがあったので、そちらに行ってしまう人が多いのではとD2側は心配していたようで、そんなMCも聞かれたけど、それはまぁあんまり関係なかったみたい。マーチャンダイズは、フロアの左後方に、テーブルを作って売られていた。 |
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June 25, D2003 : London - Underworld 地下鉄Northern LineのCamden Town駅を上がってすぐの所の建物の1階とB1が"THE UNDERWORLD"で、"LIVE MUSIC"・"CLUB"と書かれている。(周りはショッピングエリア。)コンサート会場というより、ここ自体がかなり大きなBarで、その中にLiveをやる場所があると思った方がイメージ的に近いかも。ステージがあるのはB1の奥の一角。ステージは角にあるので、三角形だったのでは。とにかく小さいステージで、Bruno、2歩右へ行くとPaulに当たり、Paul、2歩下がるとDrum Setに当たる!ぐらい狭かった。ステージ前にお客さんが見るスペースがあるのだが、これがまたけっこう狭い!柱もあってじゃま!階段を数段上がった上からも下のスペースの半分を囲むようにLiveが見られるようになっているのだが、D2が始まる頃には、ぎっしり。狭い空間にかなりの人が入っていて、しかも、Londonで、UK最終公演となればこりゃもう、盛り上がらないわけがない!"Good Time"と"Naughty Naughty"では、Opening BandのVocal、Robin Blackも飛び入りし、最終公演に花を添えたのでした!マーチャンダイズは、ステージがある場所の近くのBarの一角に販売用のスペースが作られてられていて、Showが始まる前に私が見た時には、はかなりの人だかりができていた。たくさん売れたかな?(笑) |
Part 2 : Concert編 | ||
Danger Danger、約3年7ヶ月ぶりのLive!!! そして、初日、最初のバンド紹介聞いて、はっとした。そうだ、D2がUKでやるのは約11年ぶりだったんだ!(92年5月後半、KissのTourでオープニングを務めて以来のUK
Tour。) Showは、Robin Black & The Intergalactic Rockstarsが約45分Playした後、どの日も22時前後に始まった。D2が用意していたSetlistが約90分のshow用のものだったのに対し、演奏時間としてとられていたのは60分。初日Dudleyだけは、予定のSetlistで押し切ってしまったものの、翌日のWiganでは1曲削ることに。その翌日のBristolでは、再び初日通りでいこうとしたが、途中盛り上がりすぎてMCが長くなった為、最後で時間がなくなってしまい、Endingの"Rock America"をカット。アンコールの"I Still Think About You"をEndingに持ってきてひとまず終わるという妙なSetlistになってしまった。(それでもこの日のShowが一番長かった。)残りの2日は、3曲を削った同じSetlistとなった。今回、私の予想ではOpening曲は"Grind"だったので、それは当たっていたし、好きな曲なので嬉しかったのだが、Opening曲としてはちょっとスピード感に欠けるかも。そしてまだまだみんなの耳にはなじんでない曲だったのかもしれない。個人的には"Beat The Bullet"はそんなに好きな曲というわけではないし、Opening曲というイメージもないのだが、これで始まってみると、いきなり盛り上が〜る!で、むしろその方がよかったようにも思えた。各日それぞれ違いはあったものの、演奏時間は60分をはるかに超え、結局は90分近く、またはそれ以上の長さだったので、時間的にはまず満足と言えよう。 Setlist的に、意外だったのは"Good Time"をやったこと。この曲は、私的には「Albumの中の1曲」でLiveではやらない曲だと思っていた。が、しかし、Showの終盤、Ending向かっていく所に置かれていて、お客さんとの掛け合いもあり、超盛り上がり〜!この位置に置かれた曲の役目を充分に果たしていた。そうか、この曲はこういう曲だったのか、と認識を改めた。(^o^) Tour前に、MelodicRock.comのD2 Message Boardで、BrunoがShowの最後の曲として、"Shot O' Love"か"I Do"のどちらがいいかといういうリクエストを募ったが、やはり最後の曲は"Naughty Naughty"だった。リクエストが多かった方の"Shot O' Love"は頭から3曲目にPlay。(SheffieldとLondonでは"Grind"が削られた為、2曲目。)やっぱり、なかなかプラン通りにはいかないものらしい。今回、私が絶対に聞きたかった曲と言えば、"Don't Break My Heart Again"、そして"Dead Drunk & Wasted"!!!(これが私の#1だった!) この2曲はやってくれたのですごく嬉しかったのだが、"When She's Good She's Good"と自称My Song(笑)の"Goin' All The Way"が落ちていたのは残念で涙。日によってもう少し曲を入れ替えてくれてもよかったのに〜とも思うのだが、これは贅沢な注文というものだろうか? 5回のコンサートを見て、一番思ったこと。それは「すべてはPaul次第!」 Showが進んでいって、Paul自身ののテンションが上がってくると、空気が変わる!お客さんのテンションがいっしょに上がるのはもちろんのこと、バンドの演奏も良い方へ引っ張られる。そして、何となくBarで飲んでいた人達もステージに吸い寄せられてしまう。それをすごく実感できたことがとても嬉しかった。そして、あのヴォーカル力はすごい!と改めて感じた。実際、誰もが知っている曲はすべてTedがVocalだった時の曲で、それはPaulにとってもバンドにとっても相変わらず、ハンデでないとは言い切れない部分。でも、そんな「Tedが歌ってヒットした誰もが知ってる曲」も、Paulが歌うことによって、より一層盛り上がっていたと思う。私はそう思った。それを見た時、感じた時、ハンデかも?と思い続けてきた部分はもう越えたんじゃないかなとも思った。そんなPaulの持ち味・魅力が最大に発揮されるのは、"Goin' Goin' Gone"!たぶん本人もこの曲を歌うのが好きなのでは?LiveでのPaulというとまずこの曲が浮かんでくる。これが代表曲と言えると思う。 そして、もうひとつ驚いたというか何というか・・・ どこへ行ってもBruno Callのすごいこと!Brunoってこんなに人気があったの!?(いや、失礼!)これが女の子の声だったらむしろ驚かなかったんだけど、叫んでいるのは低〜い男声ばかり。それも妙なメロディー(?)付きで大合唱。「ぶるぅのぉぉぉ〜〜ぶるぅのぉぉぉ〜〜」(「お」のところで下がる。)Bruno、ちょっと照れてるような、でも嬉しそうだった。(笑) とにかく4年近くもLiveをやってなかったら、これってけっこうなブランクだと思った。年齢も決して若いとは言えないし。なので、showが楽しみであった半面、どれほどのクオリティでやってくれるのかが心配でもあった。しかし、そんな心配をする必要はなかったのだ!実際、私が予想してたより、ずっとずっとよかった。各自のplayのレベルも下がっていなかったし、バンドとしての演奏もまとまっていた。Londonでは、Paulののどのコンディションが今イチで、ちょっとつらそうだったのが気になったけど。SteveのDrumは不思議。Liveをやってないわりには、前回のTourよりいい音を出しているような気がする。少なくとも、初来日の頃よりは今の音の方がずっといいし、ぜんぜん好き。あのバスドラの"SONOR"を見ると、なぜか「わ〜、Steve!わ〜、Danger Danger!」と思ってしまう。(笑)他にもSONORを使っているDrummerはたくさんいるのにね。(ちなみに前回のUS Tourの時は、違うDrum Setを使っていた。)そしてRobの初参加。年齢的にも若く、元々D2のファンだったという彼がGuitarを弾くことによって、Liveが活性化されるであろうと予想していたが、事実それは非常にあったと思う。初来日の頃のD2がとても初々しかったことを、友人達と「キラキラしてた!」と表現しているのだが、今回のRobはまさしくそれで、一人とってもキラキラしてた。このキラキラ、プラス・長身でブロンドでロングへアとくればステージ栄えしないはずがない!その上、ギターの腕も申し分なく、D2にもフィットしていたので、「あぁ、やっといいGutaristが見つかったのね。」とホッした。確かに時々、Andyを彷彿させるようなステージアクションがあったけど、それはきっとHR系Guitaristとして典型的なものということなのだろう。BrunoがRobを見る目(見守る目?)が、すごく優しい!で、つ〜と寄って行っていっしょに弾く時の笑顔が、ものすごく嬉しそうで楽しそうで、とっても印象的だった。 客層について。若い人もたくさんいた!もちろん、あの人気絶頂期から聞いていて、今回も来ました!というファンもたくさんいたけど、それよりも1つか2つ若い世代で、世間で流行の音楽スタイルでなくても、やっぱりMelodicなHard Rockが大好きで、D2を初めて見に来ました!という感じの人達が思っていた以上に多かった。やはり新しいファンは確実に増えている!嬉しいぞ! Show終了後は、どこの会場でも、しばらくするとMemberがフロアにでてきて、ファンとおしゃべりしたり、サインをしたり、写真を撮ったりしていた。(このへんが日本と違う所!)それは、会場をcloseする時間まで延々と続いて、最後はbandもお客さんも警備員に追い出されるように、外へ出た時もあった。(笑)そういった時間がもてたことが、ファンにとって嬉しかったのはもちろんのこと、D2にとっても非常に嬉しいことだったに違いない。11年は長い。その間の出来事、音楽シーンの移り変わり等を考えると、再び自分達が受け入れられるのかという不安な気持ちがあったことはよくわかる。でも、UKでの5日間で、そんな気持ちはすべて吹っ飛ばすことができただろう。みんな待ってたんだよ。そして、これからも帰って来る日を待っているんだよ。 最後に、前回のTourから気になっていた事をあえて書くと・・・ これは個人的な強い希望でもあるのだが、やっぱりキーボードの生の音が欲しい!せめて"Under The Gun"のイントロぐらいはBrunoかPaulがキーボードを弾いてくれないものか。モロにテープだと、けっこう悲しいかったりするのよね。 待っていた3年7ヶ月は私にとっても長かったのに、5日間はあっという間に終わってしまった。でも、5連チャンでD2を見られたなんて、な〜んて幸せだったんだろうと思う。UKで、Live Album用のレコーディングは行われていなかった。それはやはり、地元NYで録りたいということらしい。そうだよ、もっとLiveをやって〜!「こんなにやれるのに、まだまだいけるのに、これしかLiveをやらないなんてもったいないじゃない!」 実はそれが私のUK Tour後の率直な感想だった。あと、やっぱり曲が好き〜、大好き〜! 11年ぶりのUK Tourは、まずは成功と言える結果を残したと思う。それが今後の活動に良い影響を与えることを祈りたい。そして、近いうちにまたLiveを見られることを祈って! Hey, Danger Danger!!! Thank You Very Much For Everything in UK!!! |