こんにちは。これまでCherryさんのご好意で何度かライブレポートを書かせて頂いたGeorgeです。長年のNY生活も遂に終わりを告げる時が来て、勤務先から日本への帰国の内示を受けました。
色々と思い出深いライブは数々あるけれど、バンドメンバーに友人扱いしてもらったという点においてDanger Dangerの思い出に勝るものは無く、できれば最後にもう一回ライブを観てメンバーに会いたいと思っていました。
しかし現在アルバム製作中の彼らにライブの予定は中々無かったので、ダメモトと思って思い切ってメンバーにメールを送り「日本に帰国することになった。も し良ければ最後に寿司でも一緒に食いに行きませんか?」と誘ってみたところ、何とスティーブから「ブルーノと二人で行けるかも」というご返事!
結局は小生が帰国直前まで殆ど出張が入ってしまったのでスケジュールが合わず、残念ながら実現しなかったのですが彼らの心遣いが本当に嬉しかったですね。普通ならあり得ない反応です。
さて、出張の合間に時々彼らのウェブをチェックしていたら、何と急遽D2がNJで一回だけライブを行うとい
うニュースが!
しかも出張を終えた直後の土曜日の晩だったので、これなら(体力的には相当きつかったけれど)行けないことは無いと思い、これを本当に米国最後のライブとして観に行くことにしました。
さて当日会場であるDexter'sに行ってみると、高速道路脇のショッピングモールの中に紛れ込んでいるというような場所で中々分かりづらいこと(笑)。
ここでいつもD2のライブ会場ではお会いするCherryさんに再会。 NJがD2の地元ということもあるのでしょうか、観客のD2のTシャツを着た人の人数がこれまでで一番多かったような気がします。
しばらく前座の演奏を眺めていたのですが、そこにベースのブルーノが会場に入ってきて袖口に入ろうとしているところを発見。
嬉しいことにCherryさんと小生を見止めてくれ、片手を挙げてご挨拶。
やがて前座の演奏が終わり、メンバーがステージに上がってセッティングを開始。
小生はステージ右の最前列を確保していたのですが、ここは調度ギタリストのロブ・マルチェロの正面で、早速ロブと再会を祝す。嬉しいことにちゃんと小生の名前も覚えていてくれました。
続いてステージ反対側にいたブルーノに声を掛けたのですが、喧騒にかき消されて声が届かない(笑)。そこで土産のポッキーを掲げて見せると「おぉ、お腹一杯だよ」と茶目っ気たっぷりにジェスチャー(笑)。
そして最後にドラムキットに座ったスティーブが小生を見つけてくれ、名前を呼んでくれてメイロックサインでご挨拶。
まさにD2のライブだけでしかあり得ないことで、帰国前に来れてよかったとシミジミ思ったこと。
ライブはこれまでと同様、観客全員大合唱の大盛り上がりでしたが、場所がギターモニターの真前だったせいか、ギターの音量が大きかった上、割れた音だったので、やや耳に痛かったですね(笑)。加えて残念ながらボーカルがやや引っ込んで聞こえづらかったのも残念でした。
それから例によってピックを貰おうと、ロブにジェスチャーしたところ、この前と同様に投げるどころか何と小生の目の前までやってきて手渡ししてくれる大サービスぶり。
更にピックを大量にぐわっと攫んで相撲取りの塩まきみたいに会場にばら撒いていましたが、これは彼らのフェイバリットバンドであるCheap Trickのオマージュと見た(笑)。
そして調子に乗ってブルーノにもピックをねだり、無事にゲットできました!
米国最後のライブは12曲であっという間に終わり、やや物足りなかったですが、今回の最大の目的はミート&グリート。
こんな贅沢な時間もこれで最後かと思うと感慨も一入で、まずはロブに突撃。改めて再会を祝すも「ちょっとドリンクを取ってくる。後で戻ってくるから」と言われ、結局その後は話せずじまい(苦笑)。
続いてこの日の最大の目的であったスティーブに会い、お土産のポッキーと日本酒を渡すことができました。
スティーブからは結局寿司を食いに行けなかったことについてとても丁寧なお詫びを受けましたが、最後にこうしてライブが観れたので小生としては大満足でした。
そしてまた日本でライブをやる際に再会することを約束。
最後にブルーノに会いましたが、彼の方から小生の名前を呼びながら近寄ってくれ小生も恐縮しきり。
彼からも寿司を食えなかったことにお詫びを受けましたが、すっかり舞い上がっている小生はもうそんなことはどうでも良くなっておりました(笑)。
残念ながらボーカルのテッドが出てこなかったので会うことはできませんでしたが、それでも大満足のうちにこれで本当に米国最後となるライブが幕を閉じました。
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